燃えよ剣 TV東京正月時代劇
土方歳三 役所広司
近藤勇 石立鉄男
沖田総司 辻輝猛
芹沢鴨 前田吟
あとのキャストは役者さんが微妙すぎてわかりません(笑)
でもキャラはすっごくよかったです…!このひと合わないっていうのがほとんどなかった。いや細かいところつつくと、あるんですが、まあ思い入れのない人たちが多少ずれていても構わん…という感じ(笑)
幕末ドラマ見るときに一番気になるのが、実年齢との差なんですが、今回はそれほど気にならなかったです。役所さんも当時34歳だとかで、まあ多摩時代はちょっとふけてる感はあるけど、それでも晩年までなんでOK!沖田は例によってそんなに外れてません。てか沖田だけはたいがいいつも合ってるから不思議だ…。
その沖田ですが、史実のひらめ顔を取り入れつつ、爽やか好青年も残した感じで、いい感じに黒い?雰囲気が出ててとってもよかったです。薄幸の美少年みたいなのはちょっとよろしくないので…(笑)
永倉なんかもすごい味があってよかったです。
でも萌え所はなんといっても、沖田と土方!超仲がいい…!
ていうか、お前らなんなんだ!っていうくら激しいじゃれあいの仕方をするんですよ、奴ら。
土方を押し倒して、首を絞める沖田。
その沖田を股に挟んで締め上げる土方。
とか、
沖田の股間を握る土方
土方の股間にパンチする沖田
とか
病で寝込んでる沖田の布団にもぐりこむ土方!!!!
とか、もうなんかすごい。ラブラブ。
残念ながら沖田の股間を握ったのは、土方が遊郭に行くときの合図みたいなもんで、ついでに沖田の布団にもぐりこんだのも、下半身だけで座り込んだ状態なので、エロスというほどのものではないんですが。ここまで激しくスキンシップしてるのを見たことがないよ…(笑)
大河新選組でも、沖田の布団にもぐりこんだりはしなかった、はず。
その後ふたりで布団かぶって座り込むんですが、2人して顔見合わせてすっごい幸せそうに笑ってるんですよ。幸せそうっていっても、もう伏見に移った後なので時期的には辛い状態なんですが。
その後、せきが止まらなくなった沖田に「死ぬな、死ぬな」ってずっと言いながら背中をさすってやっててなんか泣ける…。
京都時代も、2人で一緒にごはん食べてて、沖田が土方のごはんよそってあげるの。「多すぎる」とか言って怒られるんですが、なんかそういう自然なやりとりが、すごいうまい、役所さんはほんとすげーひとです。はい。
で、お話のほうは、肝心の?鳥羽伏見以降が驚くほどあっさりで、流山が終わったら即五稜郭というありさまでした。しかも箱館戦争ということばすら出てこなかった…。
最期は、五稜郭に決して見えない五稜郭で、なぜか土方が1人大量の敵兵に囲まれて、斬りあってズボズボ刺されて討ち死にするという…、なんていうか画期的な(笑)
てかもう、なんで郭内にいるのかもわかりませんが、まわり固めていたと思われる添役とか誰一人いません。なんであんないい加減なんだろう。最後は本当に時間がなかったんだろうなっていう怒涛の流され方で、流山とかはどこの山の中?みたいになってましたよ。小屋とかないの、完全に山中に座り込んでる新選組…。
ほかにも色々と歴史知らなかったら、誤解されそうな描かれ方です。
王政復古のところで、土方が、「王政復古の大号令!」って叫んでて笑えました。このひと何、教科書?(笑)
あとあと、女口説くときの土方が多少気持ち悪…(笑)ってかワンパターンなんだよ!お前は!と思いましたがそれは原作どおりなんだっけか。
あと、土方と隊士の交流とかもほとんどないという。沖田・土方で進んでいった感が強い。
あ、しまった。最後なんか悪口になってしまいましたが、とにかくキャラはよいです。沖田と土方!近藤さんもかわいいしとてもよかった。