最初ちょっと衝撃だった広瀬先生の土方にも、けっこう慣れてきました(笑)
新選組風雲録(洛中編・激闘編・落日編・戊辰編・函館編)
広瀬仁紀 文春文庫
5分冊で、最初の洛中編は池田屋と蛤御門、激闘編は伊東入隊と山南脱走、落日編は伊藤脱退から油小路、戊辰編が鳥羽伏見から仙台に向かうあたり、函館編はそれ以降という感じ。
主人公はオリキャラ?の忠助です。元盗人で、表向きは馬丁、裏では土方の密偵として働いてます。口調のせいと小者なのとでなんかおっちゃんっぽく見えるんだけれど、土方より若い。最初26歳くらいじゃなかったかな(すいません、うろ覚え)
あとは、もうひとり、多加という女の盗賊が出てきて、それが吉田稔麿の恋人だったって設定でずっと新選組に恨みを抱いてるという。で、そのひとは桂に肩入れしていくんですが、そのあたりは忠助との元盗人同士の構図、みたいなもんが軽く出来上がっているような、いないような(笑)
正直なところ、特にこれと言って特徴はない感じです。いや、オリキャラが割と出ばるとこは、すごく特徴なわけなんですが、広瀬先生のほかの本を読んでると…うーん、なんかそれぞれの人物のキャラ立ちはまったく同じなので、あまり変わり映えしないというか…。
あ、山崎がかっこよかったです。すごい仕事のできる奴…。山崎には惚れそうになった(笑)
すみません、なんかめちゃくちゃ歯切れの悪い感想ですね。
言ってしまえば、ほかの広瀬先生の本を全部集めて1つのシリーズにしました的な(笑)
いや、私全部読んだわけではないのでそんな失礼なこと、言っちゃいけないんですが…。読む前の期待が大きすぎただけになんとも…。うーん…。
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